今現在、世界的な金融危機によって株式市場全体が大きく低迷して
いることを受けて株式投資を始められる方が増えているようです。
トヨタやキャノンなどの超がつくほどの優良企業ですら株が大きく売
られたことにより常識では考えられない程割安状態にあります。
ですので、株式投資をスタートする絶好の機会到来とばかりに株の
入門書が発行され、マネー誌では特集記事が組まれています。
気をつけなければならないのは、こうしたアナリストらの市場の予測
を鵜呑みにして株の売買を行なってしまうことです。
基本的にこうした予測の多くが外れます。ちなみに昨年の今頃には
サブプライム問題による金融不安は今年の半ばまでには解消され
ると予測する声が圧倒的に多かったのです。
しかし、現実には解消されるどころか拡大しております。この言葉を
信じて誌面で推奨されていた銘柄を購入していたら大変です。
1年で半分以下になることも当たり前のようにあります。不動産関連
株に関しては数分の1にまで下落しているものがあります。
来年もこうした状況に追い込まれる企業や業種がさらに増える可能
性が現実問題として高いわけですから、安易に雑誌や書籍に書か
れていることをそのまま実行してはなりません。
こうした下落局面では何が一番大切かと問われればリスク管理です。
大事な運用資金を目減りさせないためにも、損切りラインと利益確定
ラインをしっかりと設定しなければなりません。
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