日銀がETFやREITを買い上げ、また、量的緩和が日本でも実施されることとなり、現時点
では一気に8000円台を割るような状況を迎える可能性は低いです。
しかし、やはり、長期的には下降トレンドにある感は否めません。
これ以上仮に上昇するとしてもせいぜい1万円台を超えて1万1000円台をつけるくらいの
動きしか期待できないと思います。問題はその後です。
調整局面を迎えて急落すれば底なし沼のような状態に陥るはずです。個人投資家が減少
しているため、機関投資家同士の難しい相場が形成されることになりそうです。
いくらお金を刷っても一時的に株価が上昇するだけで、それを当て込んで売り逃げする
投資家を儲けさせるだけで一般の人たちには何の恩恵もありません。
デフレの影響から国内での資金需要がいつまでたっても生まれません。このため市中に
お金が流れないので一部の上場企業以外資金が枯渇しています。
実態経済は悪化の一途をたどっています。これまでデフレであればユニクロのような
内需型の企業が好調さを維持してきたわけですが、ここにきて状況に変化が見られます。
可処分所得が減る一方ですので消費にお金が回らなくなっているのです。このため海外
へ活路を求めて飛び出す企業が増えています。
しかし、考えてみてください。世界経済は縮小に向かっているのです。世界中の企業が同じ
ことを考えて外に出て行くわけです。国内以上に熾烈な過当競争を生き抜けると思っている
経営者の浅はかさに個人投資家はイエローカードを送る必要があります。
この時期はひたすら耐えた企業だけが生き残ります。下手に色々と手を出すと必ず命取り
になりますので、この点を考慮して投資する
銘柄を選ぶ必要があります。
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