株価の行方をはかる上で重要な指標の一つとして板情報があるのですが、板情報だけ
で相場全体の動きを読むことはできません。
しかし、分ってはいるのですが、やはり実際に注文を入れている状況を確認できるので
ついつい板情報に張り付いてしまいます。
確かに成行きの買い注文が大量に入りますと、買いの指値注文は約定しずらくなります
ので、そうなりますと必然的に買い板は薄くなります。
絶好のタイミングと思って買いを入れると大量の売りがいきなり入ったりします。
そして、相場に一気に飲み込まれたりします。ですので、確実性をもたせるためにも日足、
分足、出来高、などとあわせて相場の動きを読むべきでしょう。
もちろん、こういったチャート分析を行なったからといって確実に相場の動きを捉えられる
わけではありません。あくまでも投資判断を下すための指標と考える必要があります。
ただし、板の買いが厚く売りが薄い状況下では株価が上がりやすいです。銘柄によっては
取引量が非常に多いにもかかわらず値動きがそんなに大きくない場合もあります。
基本的に板情報を重視して株を売り買いするのはのは短期売買です。
中長期で投資する場合はそれほど重要ではありません。
多くの投資家の方が短期売買を中心に行なわれていると思います。
こうした株価の動きだけを読んで投資する場合、株価の動きに一喜一憂することになり
ますのでトータルで利益をあげるのが難しいです。
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