株式投資の基本は「安く買って、高く売る」が基本中の基本とされ
ているわけですが、中々上手くいきません。頭では理解していな
がら、反対のことを行ってしまいます。
つまり、望む望まないに関わらず高くかって安く売らざるえない
状況に多くの方は追い込まれてしまうことになってしまいます。
安く売るにしても、買値からできるだけ少ない金額であれば痛み
も少なくて済むのですが、中々上手くいきません。
大きな要因としてあげられるのが、損切りを先延ばしにしてしま
ったがために売れに売れなくなってしまうことです。
先延ばしにしてしまうのは、株を売ることで損失を確定するのが
嫌だという思いが強いからです。
ですので、ひたすら回復することを期待して待たなければなりま
せん。ここで注意しなければならないのは企業決算で下方修正
が発表されたり、赤字に転落した場面です。
こうなると、どんなに早くても業績が回復するのには1年以上は
かかりますので、速やかに撤退しなければ、ならないのですが、
それでも短期間でのV字回復を期待してしまいます。
もしくは、例えば10万円で買った株が5万円まで下がってしまっ
たので、6万円になったら売ろうと考えてしまいます。
しかし、6万円に回復するどころか、その後は4万円、3万円と
下落してしまう可能性のほうがこうした場合は多く、さらに泥沼
にはまってしまいますので注意しなければなりません。
こうした事態をさけるためにも、株を買う前にいくらまで損しても
良いかしっかりと考える必要があります
例えば、100万円運用資金があるならば、その内のいくらまで
なら損しても良いか明確にします。
そして、もし10万円までなら我慢できるというならば、株価10万
円下落するまえに必ず損切りするようにします。
事前に何も決めずにだらだら売買してしまいますと、損失を拡大
させるだけになってしまいますので注意が必要です。
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