株式投資の世界には逆日歩に買いなしという有名な相場格言がある
のですが、この格言が意味することは、買い方が空売り筋を退却させ
るために、強引に信用取引の買い建て玉を現引きします。
これにより、買い長であった需給関係が締まることになります。そして、
実際に信用取引の空売りに対して、信用の買いが少なくなることから、
必然的に株不足の状態となってしまうわけです。
こうしたことから高額な逆日歩が発生するわけです。そして、通常で
あれば５銭とか１０銭程度の逆日歩がつきます。ですので、１円以上
になれば、売り方にとっては大変な痛手となります。
たとえば、仮に空売り玉を1万株建てた状態で逆日歩が1株に対して
１円掛かることで、１日に１万円も支払うこととなります。
売り方としては、たまらないので、高値を承知で、速やかに買い戻す
こととなるので、買い方の思惑が、当たれば逆日歩は買いではない
かと思えてしまうかもしれませんが、現実蜂がいます。
買い方が売り方を逆日歩攻めに仮に成功したとしても、踏み上げを
狙うためには、買い方も相当負荷がかかることになります。
ですので、もし売り方が買い方の思惑通りに踏み上げることがなけ
れば、買い玉を大量に抱かえた買い方は苦しみます。
逆日歩がついた場合、大抵の場合は、相場の終わりを告げる合図
であることから、逆日歩の金額を見て、高いからといって買いに行く
のは、あまりにも危険だと思います。
基本的に株式投資を始めてまだ日が浅い方が逆日歩がついている
銘柄に投資するのは危険ですので控えてください。
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