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買いシグナルの基本と特徴について - 株初心者が株を始める為の株式投資入門





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買いシグナルの基本と特徴について


チャートの解説本などで「もみ合いを上に抜けたら買う」、「移動平均線が横ばい、もしく
は上向きの状態を上に抜けたら買う」と、買いシグナルに関して解説されています。



この抜けるといった状態を具体的にイメージできないと注文すら出来ません。といいます
のも、ただ単に前日の引け値より株価が上がっただけでも抜けたと言えるからです。



例えば、もし、前日の引け値が980円と仮定した場合、直近の高値が1010円だった場合
には今日にも高値を更新するかもしれないという期待が必然的に高まります。



また、当日の寄り付き前日の引け値よりも50円も株価が上昇した場合は「買いシグナル」
と判断することが出来るかもしれません。しかし、もし、寄付きがその日の高値となり、終
わってみれば前日比で60円下がり920円で引けた場合はどうでしょう?



チャートには大陰線がつけられるので直近の高値を抜けても引け値で抜けなければ意味
がないのです。こういった状態では今後が上がる可能性が皆無と言わないまでも、
強い売り圧力がでてきたために上値が重たい状態が続く可能性が高いでしょう。



そして、ザラ場中に直近の高値を更新した場合も同様です。1000円で寄り付き、その後
も上昇を続け直近高値を抜けたものの、その後、強く押し戻されてしまった結果950円で
引けた場合はチャート上では上ひげ陰線がつけられることになります。



基本的に、高値圏での上ひげが相場の高値圏で形成される場合は売り圧力が高まって
いることを意味しますので、ここでも当然のことながら十分な警戒が必要です。



それとは逆に引き値が1010円を抜けていれば、今後もさらなる上昇が期待されます。で、
あるとするならば、やはり、引け値ベースでしっかりと直近高値である1010円を抜けた所
を買いシグナルとし、大引け直前の株価で判断してから買いに入るのが賢明です。
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