信用取引きを、『危険なな取引』という思いから、その言葉を聞いただけで拒絶反応を示す方も
実際に沢山いらっしゃいます。しかし、他のリスクの低いとされる金融商品に投資するにしても、
間違った投資を行えば、どんなものでも危険なものになります。
信用取引きの別の投資手段として、資産を守るためのリスクヘッジにも利用することができるの
です。そして、さらに運用の幅を広げることができます。
この信用取引きの仕組みを簡単に解説させて頂きますと、最初に保障金を担保として証券会社
に納めることで、一定期間内（通常は6ヶ月以内）に返済するというと約束のもと、可能な範囲で
お金を借りて株を買う、もしくは、株を借りて来てそれを売るといった取引のことをいいます。
例えば1000円の株を1000株購入したと仮定しますと、現物取引の場合であれば、買い注文が
約定（注文が確定）した時点で100万円の購入代金プラス手数料を支払わなければなりません。
そして、その後に株価が上昇したため1100円で全て売却することが出来ました。売却した時に
110万円の売却代金から手数料などのコストを差し引いた額を受け取ることができます。
一方、信用取引きの場合は、1000円の株を購入した場合には、購入した時点では、購入代金
の100万円プラス手数料は、借り入れという形で処理されます。
これを、同じく1100円で売却した場合に受け取る売却代金と、購入代金や、手数料等のコスト
を相殺します。保証金をもとに売買の差額分だけをやり取りするのが信用取引きなのです。
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