今回は一見あまり良くないのではないかと思える下方修正を発表し
た銘柄の株を売買する取引方法について解説させて頂きます。
下方修正とは文字通り、上方修正の反対の意味で、企業の業績が
当初の予想よりも悪くなりそうなときに行われますので、場合によっ
ては株価が大きく下落する大きな要因となります。
理由としては、例えば経常利益の下方修正は、本業の見通しが甘
かったということで市場は、まず良い印象を持ちません。
ですので株式市場全体の動きが軟調のときに、この下方修正の幅
が大きい場合は数日間連続ストップ安ということもありえます。
一方、当期利益の下方修正は企業の買収や早期退職実施による
加算金などによって発生することも往々にありますので、この場合
に関しては一概にマイナスとは言えません。
そして、将来的にはプラスとなる内容にも関わらず、この当期利益
の下方修正により株価が下がれば絶好の買い機会の到来です。
この機会にしっかりと仕込んでおきます。そして、この時注意しなけ
ればならないのは全ての投資金を投入してはならないことです。
業績が必ず改善されるという保障はないわけですから、少しずつ買
い集めるような感覚でこうした銘柄の株を買って行きます。
そして、期待されていたとおり業績が好転したことにより、見直される
ことになりましたら少しずつ売っていきます。
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